2月12日に行われたパドヴァ対ヴェローナの試合後、ヴェローナに練習生として参加している中央大学3年生の藤原直也選手にお話を伺いました。
―今日の試合を見られていかがでしたか。
藤原:同世代のスパイカーがコートに立っている中で自分もそういう場所でプレーしたいというのをこの試合見て強く思いました。あと日本では味わえないこの会場の一体感と言うかそういうのを肌で感じられて、やっぱり良い環境だなというのはその試合を見ながらずっと思っていました。
―地元の同級生である髙橋藍選手がイタリアリーグでプレーしている姿を実際に見られてどう思いましたか。
藤原:すごいですね。高校生のときにネットを挟んで試合をしていたことが信じられないです。
―ヴェローナの練習などに実際に参加してみてどうですか。
藤原:歳が近いのでやっぱりノリと言うかそういう部分は結構合っていて、普段から雰囲気よくやりやすい環境でバレーができています。自分にもいい勉強になりますし、とても良い環境でバレーをすることができています。
―外国語でのコミュニケーションについてはどうですか。
藤原:そうですね、まあ単語単語で。バレー中の単語はそんなに変わらないので、そこに関してはコミュニケーションがとれていると思います。ただやっぱり日常生活でババババって普通の会話するとなったらまだまだかなあというので、もうちょっと英語を勉強します。
ー特にどの選手とよく話をしますか。
藤原:普段はモジッチ選手とモスカ選手が結構レストランに連れていってくれたりして、普段から仲良くしてます。歳はモスカ選手が一つ上で、モジッチ選手は一緒ですね。
―あと残り1カ月の間で特に何を学んで4年生としての大学シーズンに臨みたいですか。
藤原:ヴェローナはセリエA でもトップクラスに身長が高くてブロックも高いと思うので、その高いブロックに対して高さがない日本人でもどうやって戦ってくかという技術を学んで、選択肢を増やせるように普段の練習から意識していきたいと思います。あとやっぱりみんなプロ選手として日々練習しているのでそういった選手の立ち振舞いであったり考え方というのをしっかりチームに戻った時に還元して、4月からリーグ戦で勝っていけるように頑張っていきたいと思います。
―その大学シーズンを終えた後はどうなっていきたいですか。
藤原:ここまでは環境とは言わないですけど、やっぱりトップチームに上がって、そのトップチーム中でもしっかりコートに立ってプレーするというのが第一の目標です。
写真:筆者撮影