バレーボールネーションズリーグ2024男子大会第2週福岡ラウンド、日本代表は現地時間6月4日(火)にイランと対戦し3-0(25-23, 25-22, 25-17)で勝利した。
スターティングメンバー
日本
OH:藍(14)、石川(14)
MB:小野寺(4)、山内(6)
OP:西田(14)
S:関田(1)
L:小川
途中出場:OH甲斐(2)、OP宮浦(1)、S深津、OH富田
イラン
OH:ミラド(5)、サレヒ(20)
MB:ジェルベ(4)、モハンマド(4)
OP:アミン(14)
S:ヴァディ
L:アルマン、ハズラト
途中出場:OHエスファンディアル(2)、OPバルバスト(2)、OHポリヤ
※ポジション:OH=アウトサイドヒッター、MB=ミドルブロッカー、OP=オポジット、S=セッター、L=リベロ
※()は得点
TOSHIKI’S MVP
OH髙橋藍
14得点、アタック効果率68%
チーム最多タイの14得点のほか、68%という高いアタック効果率、また相手サーブの半数以上を受けながらサーブレシーブ成功率65%と直接得点に絡むプレーと絡まないプレーの両方においてチームの勝利に大きく貢献した。
第1セットのタイミングが合わないなかセットポイントを決めきった場面と第3セット序盤のサイドラインギリギリのOPアミンのサーブに飛びついてAパスにしたシーンは痺れた。
ただ3人のサイドの得点をすべて14点にし、チームアタック効果率54%を引き出したS関田の活躍もMVP級だった。
試合解説
第1週のブラジル大会から主軸であるOH石川とOH藍が合流し、アジアのライバル・イランに対して今の実力を見せつける試合となった。
第1セット終盤から第2セット中盤にかけてはOHサレヒのサービスエースやスパイクでイランが流れを掴みかけるシーンがあったが、結果的には日本が1セットも落とすことなくイランをストレートで下した。
大きな勝因となったのは日本の試合を通しての高いアタック効果率。
S関田が試合前半はミドルブロッカーのクイック攻撃、後半はその後ろからのパイプ攻撃を上手く絡めてイランに的を絞らせず、また日本のアタッカー陣も全員がそれに応えた。
第2セット途中はイランのブロックに苦しむ場面もあったが、そこもチームの力でうまく切り抜けることができた。
またイランはサーブでOH藍を徹底的に狙っていたが、高いサーブレシーブ成功率で失点を最小限に抑えることができたのも大きかっただろう。
最後は途中出場OH甲斐のサービスエースで締めるなど、主軸2人が合流して初めての、また日本での今年初めての試合としてはかなり上出来な試合内容だったと思う。
あとMB山内のクイックの進化を改めて感じた。高くて力強い。もうひょろとろい感じの彼はもうどこにもいない。
イランは高い攻撃力に加えてこの試合は守備でも粘りを見せていた。
しかしサーブミスが多かったのと、例えばハイセットなど直接数字に表れにくいプレーの精度の差が今回の結果につながったように見えた。
あとセッターの差も大きい。先代のイラン代表セッター・マルーフの存在の大きさを改めて感じた。
そういえば日本はリベロは今回小川がスタメンだった。もちろん安定したサーブレシーブ、ディグに加えて特に華麗なセットが素晴らしかったのだが、なぜ普段スタメンの山本が起用されなかったのかがやや気になるところ。
山本に何もなければよいのだが。
それとVBTVで西田の英語インタビューが復活!英語また上手くなっててよき。
詳しい試合のスタッツはこちら
ハイライト動画
次戦情報
vs ドイツ
6月5日(水)19:20~(日本時間)
テレビ放送
地上波TBS系列で生放送
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Photo: FIVB