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イタリア女子で日本代表対決!スーパーコッパで関と福留が激突!

2024年9月29日

現地時間9月28日(土)にイタリア女子セリエAのスーパーコッパが行われ、日本の関菜々巳が所属する昨季リーグ優勝したコネリアーノと福留慧美が所属し昨季準優勝だったミラノが激突。試合は男子同様にフルセットまでもつれるも、最後は総合力の高さを見せたコネリアーノが第5セットを取り切って3-2(20-25, 25-16, 21-25, 25-23, 15-11)で勝利しました。コネリアーノはこの大会7連覇。

詳しい試合内容はこちら↓
https://en.volleyballworld.com/volleyball/competitions/legavolley-femminile-a1/2024-2025/supercoppa/schedule/21058/

MVPに選ばれたのはミドルブロッカーながらチーム2位の17得点をあげたサラ・ファー(イタリア)。アタック効果率68.42%という驚異的な数字をたたき出してチームの勝利に大きく貢献しました。もう彼女は世界ナンバーワンミドルのひとりですね。日本にもこれくらいとは言わないまでも得点力のあるミドルが出てきてほしいものです。

ただミドルの活躍はセッターにも大きく左右されるので、コネリアーノのスタメンセッターであるヴォウォシュ(ポーランド)のセットも素晴らしかった。やっぱり彼女はポーランド代表よりもコネリアーノでプレーしているときの方が良さがより出ている感じがします。コネリアーノはオポジットのハーク(スウェーデン)が強力なのでそちらに目が行ってしまいますが、そこよりも特徴的なのはミドルの強さだなと改めて思いました。

男子も女子もミドルが強いチームは強いし見ていて面白いです。

そのヴォウォシュの控えとしてベンチスタートとなった関でしたが、途中2枚替えでコートに入りファーにクイックを供給している場面が見られました。しっかり高さのあるトスもあげられるじゃん!(笑)。最強王者コネリアーノで出場機会を掴むのはなかなか難しいと思いますが、ヴォウォシュからチームから吸収できるところはどんどん吸収していってほしいと思います。

ただ怪我だけはくれぐれも注意してほしいです(以前に長岡がコネリアーノ在籍中に前十字靭帯損傷で離脱もしていますし…)。

そして一方のミラノでは福留が先発出場。日本代表ではサーブレシーブには参加しない、いわゆるディグリベロでしたが、ミラノではサイドアウトのときもコートに残りサーブレシーブも参加していました。やはりディグとアンダーハンドでのハイセット活躍が印象的でした。この前週に行われていた試合ではベンチスタートだったので、この1週間で監督の信頼を得てスタメン起用に至ったと考えるとなんだかアツいですね。引き続きリーグ戦でもスタメンで頑張ってほしい。

またミラノは大エース・エゴヌを発熱のために欠いての試合となったのですが、代わりにオポジットのポジションに入った本来はアウトサイドのカゾット(フランス)や両チーム最多の24得点をあげたイタリア代表のOHシッラが大活躍でした。昨シーズンのミラノは良くも悪くもエゴヌ次第な印象だったので、負けはしましたがこうした戦い方ができるのというのはリーグ戦に向けた大きな収穫だったのではないかと思います。

女子イタリア代表がパリ五輪で金メダルを獲得した影響で、これまで以上に盛り上がりを見せているイタリアの女子バレーボール界隈。

ノヴァラでプレーする石川真佑も含め、日本の女子選手たちが今季のイタリアでどれだけの成長を見せることができるか注目です。個人的には語学面での成長にも期待しています(笑)。

Photo: legavolleyfemminile.it/

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