イタリア男子バレーボールリーグセリエA5位決定戦予選、髙橋藍所属のパドヴァは現地時間4月2日(日)にホームでチステルナと対戦し、3-0(25-19, 25-22, 25-23)で勝利しました。
第1セットスタメン
パドヴァ
OH:ガルディーニ(イタリア)、デスメット(ベルギー)
MB:カネッラ(イタリア)、クロサート(イタリア)
OP:グッツォ(イタリア)
S:ゾッペラーリ(イタリア)
L:ツェンガー(ドイツ)
チステルナ
OH:バイラム(トルコ)、グティエレス(キューバ)
MB:マッテイ(イタリア)、ロッシ(イタリア)
OP:マルティネス(イタリア)
S:ザンニ(イタリア)
L:スタフォリーニ(イタリア)
※ポジション:OH=アウトサイドヒッター、MB=ミドルブロッカー、OP=オポジット、S=セッター、L=リベロ
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試合レポート
第1セット、出だしからSゾッペラーリのサーブからサービスエースを含む3連続ブレイクで3-0とパドヴァがリードします。
そこからはお互いにブレイクを決めてながらも競った展開が続いて17-17と進みます。
しかし再びSゾッペラーリのサービスエース、OPグッツォのスパイクなどで連続得点をあげて23-18と一気に抜け出すと、最後もOPグッツォのスパイクで25-19としてこのセットをパドヴァが取ります。
第2セット、序盤からパドヴァはOPグッツォ、チステルナはOPマルティネスを中心に得点を重ねますが、OHガルディーニのサービスエースで7-5とパドヴァが先行します。
その後はサイドアウトの取り合いになり17-15とパドヴァリードで試合が進んで行きますが、終盤に途中出場MBジンゲルのブロックでチステルナが22-22と追いつきます。
しかしMBカネッラのブロックで24-22とパドヴァがマッチポイントを握ると、最後はOPマルティネスのスパイクがミスとなり、25-22でこのセットもパドヴァが取ります。
第3セット、出だしからSゾッペラーリのエース、OPグッツォのスパイク、ブロックなどで5-0とパドヴァが大きくリードします。
中盤にもOHガルディーニのスパイクやMBカネッラのブロックで3連続ブレイクを決めて15-6と点差をさらに広げます。
そこからチステルナがOHバイラムのブロックやMBロッシのスパイク、MBジンゲルのスパイクなどで終盤にかけて得点を次々と決めて23-22と1点差まで詰め寄ります。
しかし最後はOPグッツォがスパイクを決めきって25-23でこのセットも取ったパドヴァが3-0でチステルナに勝利しました。
MVP:OPトマッソ・グッツォ(20得点(うちブロック3)、アタック決定率57%)
髙橋藍は第2セットにリリーフレシーバーで出場し、得点はありませんでした。
パドヴァはこれで5位決定戦予選の成績を2勝1敗(暫定首位)としました。
次回は現地時間4月12日(水)20:30(日本時間3:30)からホームでターラントと対戦します。
試合の感想など
正直もうこの5位決定戦予選を見るのはつらいですね。
特にかたやミラノや他のチームがプレーオフと言うかなりプレッシャーのかかる試合を1戦1戦戦っているなかで、こんなお互いにノープレッシャー、勝っても負けてもどうでもいいような試合を見せられるのは複雑な気持ちになります。
また今回の相手のチステルナは、前回チステルナで戦ったときから更にOPディルリッチとOHセドラチェクという主力の2人が抜けて登録選手10人での試合となっていました。
このあたりからもこの5位決定戦予選の重要度がいかに低いかがわかります。
たしかにOPグッツォやSゾッペラーリなどレギュラーシーズンであまり活躍が見られなかった選手が見れたり、チステルナのMBジンゲルのサイドスパイクが見れたり楽しめる要素もなくはないんですけど、いかんせん見ていてもモチベーションの低さが透けて見えるのでこちらもテンション上がりません。
髙橋ファン的にはそれで髙橋が出てくれればまだいいんでしょうが、それもないですし。
でもこのまま行ったらパドヴァが勝ち上がりそうですね。
そうなったらどうするのかな…。
写真:Lega Pallavolo SerieA