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髙橋藍、怒涛の連続エースでMVP獲得!パドヴァがターラントを3-0で下す!!

2023年1月24日

イタリア男子バレーボールリーグセリエA後半第5節、髙橋藍所属の11位パドヴァは現地時間1月22日(日)にホームで同10位のターラントと対戦し、3-0(25-21, 25-21, 25-20)で勝利しました。

日本の髙橋藍はこの試合スタメンで出場し、チーム最多の18得点(うちサーブ5)の活躍で、この試合のMVPにも選ばれました。

第1セットスタメン

パドヴァ

OH:髙橋、アスパルホフ(ブルガリア)
MB:ヴォルパト(イタリア)、クロサート(イタリア)
OP:ペトコヴィッチ(セルビア)
S:サイッタ(イタリア)
L:ツェンガー(ドイツ)

ターラント

OH:アントノフ(イタリア)、レプキー(カナダ)
MB:アレッティ(イタリア)、ラリッツァ(イタリア)
OP:エクストランド(スウェーデン)
S:ファラスキ(イタリア)
L:リッツォ(イタリア)

※ポジション:OH=アウトサイドヒッター、MB=ミドルブロッカー、OP=オポジット、S=セッター、L=リベロ

この試合のスタッツはこちら

試合レポート

第1セット、出だしからOH髙橋が相手のOHの間に狙いすましたサーブで2本連続のエースを決めて会場を沸かし、パドヴァが2-0とリードします。

しかしそのOH髙橋のスパイクがMBラリッツァのブロックに捕まって3-3となると、パドヴァはOH髙橋とOHアスパルホフ、ターラントはOHレプキーを中心にお互いサイドアウトを重ねて12-12と競った展開を見せます。

その後OPペトコヴィッチのサーブからOH髙橋がトランジッションアタックを決めて14-12と2点差をつけると、パトヴァがそのリードを保ったまま20-18と終盤に進みます。

リリーフサーバーOHガルディーニの好サーブからまたOH髙橋がスパイクを決め、さらにその後のローテンションでもOH髙橋のティップ(フェイント)でブレイクを奪ってパドヴァが23-19とすると、最後はターラントのSファラスキのサーブがミスとなり25-21でパドヴァがこのセットを取ります。

第2セット、出だしにMBラリッツァがOHアスパルホフからエースを奪うも、その後OHアスパルホフが自らのスパイクで得点を重ねるなどしてパドヴァが5-2とリードします。

ターラントはOHレプキーがアタックとサーブで得点を重ねるもミスも多い一方、パドヴァはSサイッタがトスを散らしてアタックを決めていき15-12とリードを保ちます。

Sファラスキのサーブからパドヴァにミスが続いて15-16と一時ターラントが逆転しますが、直後のOH髙橋のサーブがOHアントノフに何度も鋭く突き刺さり、3本のサービスエースを含む5連続ブレイクでパドヴァが22-17と一気にターラントを突き放します。

その後リリーフサーバーOHガルディーニのサービスエースで24-18とパドヴァがセットポイントを握り、OHアスパルホフが2連続で相手ブロックに捕まるも最後はしっかりと決めきって25-21でこのセットもパドヴァが取ります。

第3セット、あとがないターラントはOHレプキーのアタックやブロック、OPペトコヴィッチのミスなどで3-6と序盤からリードします。

パドヴァはOPペトコヴィッチに代えてOPグッツォを投入。

その後パドヴァがOPグッツォのサーブから本人がアタックを決めるなどして9-9と同点に追いつきます。

そこからお互いミドルも織り交ぜたサイドアウトの応酬となり、OHアスパルホフがショートサーブでブレイクを決めると、MBアレッティがOH髙橋をブロックするなどして17-17と点差がなかなか離れません。

しかしMBクロサートがOHレプキーをブロックで仕留めて会場を大いに盛り上げると、MBヴォルパトもブロックでOHレプキーのパイプを止めて22-19とパドヴァが3点リードします。

そしてOH髙橋がキレのあるパイプ攻撃で23-20とすると、続けてOPグッツォがスパイクを決めてマッチポイントを握り、最後はOH髙橋のフェイクセットからOPグッツォが豪快にスパイクを決めて25-20でこのセットを取り切ったパドヴァが3-0でターラントに勝利しました。

MVP:OH髙橋藍(18得点(うりサーブ5)、アタック決定率59%、サーブレシーブ成功率56%)

髙橋は昨年のチヴィタノーヴァ戦以来今シーズン3回目のMVP獲得となりました。

これでパドヴァは通算成績を6勝10敗14ポイントとして暫定10位に浮上しました。

次は現地時間1月29日(日)15:30(日本時間23:30)から、アウェイで同12位のシエナと対戦します。

前半戦のレポートはこちら↓

髙橋藍選手コメント

今日は自分のサーブから試合が始まる展開だったんですけど、その一発目からしっかり自分のコンディションを持って来れたというのはすごくよかったです。チームとしても入りがよかったですし、自分としても勢いに乗ったプレーがこの試合で最初から出せました。チームの勝利に貢献するというか、リズムを作るきっかけになったので、それもすごく自分の中で自信になりましたし、とにかく今日の試合パドヴァのいいところがしっかり出せて、みんな集中してできてたんじゃないかなと思います。

今日勝ってすごいいいコンディションでやれてると思うので、その気持ちをキープしたまま、次のシエナはもう一度、スタートからというかところで、しっかりと、まあアウェイになりますけど、自分たちのホームかのようにしっかりと雰囲気を作ってやりたいなと思っています。

写真:PallavoloPadova

※記事および写真の無断転載&複製を禁止します。

髙橋選手のフルコメントはこちら↓

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