欧州チャンピオンズリーグプレーオフ2レグ、築城智所属のベルリン(ドイツ)は現地時間2月8日(木)にトゥール(フランス)と対戦し、3-0(25-22, 25-18, 25-22)で勝利した。
築城智選手試合後インタビュー
T:今日の試合をふりかえっていかがですか。
築城:(1レグの結果から準々決勝進出のためには)2セット取ればいいというゲームではあったんですけど、かなりプレッシャーを感じていました。それでもけっこう相手のミスに助けられた部分があって、それが勝因かなと思います。僕らのプレーも悪くはなかったですけど、かなり相手のミスに助けられたかなと思います。
T:ご自身のプレーをふりかえっていかがですか。
築城:個人的には正直に言えば全然よくなかったので、もっともっと精度を上げていかないといけないなと。ディフェンスを部分は悪くなかったかなと思いますけど、あとの細々したところは全然ダメだったなという感じだったので、そこの部分はもっと精度を上げていかないといけないなという感じですね。
T:トゥールの会場はほぼ満席でファンの熱気もすごかったですが、このアウェイの雰囲気はいかがでしたか。
築城:その辺に関しては慣れている部分ではあるので。うちのホームでもそうですし、このレベルのこの局面になってくるとお客さんたちもかなり入ってきてそういう独特の雰囲気というか、そういうのは当たり前になってくるので、それは言い訳にはできないというか、それに慣れていかないといけないですし、そういう中でやっていかないといけないと思うので。
T:次はいよいよ準々決勝で、イタリアのトレンティーノとの対戦になりますが、それに向けて意気込みをお願いします。
築城:運がいいのか悪いのかまた現在イタリアのリーグ1位のチームと当たる(昨季はここでペルージャと対戦して敗退)ということで、個人的にはすごく楽しみですし、やっぱり今年のシーズンが始まる前にチャンピオンズリーグでベスト4にまずは行くということを話しました。ベルリン自体はここ3年くらいベスト8まではずっと来ていて、次のステップに必ず行こうというのがチームの目標でもありますし、個人の目標でもあるので。もちろん強い相手ということはわかっているんですけど、自分たちができることを最大限発揮すればなんとかなるんじゃないかな、おもしろいゲームにはなるんじゃないかなと思っています。
T:ドイツリーグとチャンピオンズリーグを含めて今シーズンをここまでふりかえってどうですか。
築城:今年は自分自身はまず怪我から始まって、ドイツリーグのチーム数が増えて試合数もけっこう増えて、アウェイの試合はベルリンから遠いところだったりで、去年より正直タフだなと思ってはいるんですけど、その分より自分自身がそんな環境の中でやれているというのはまた成長できるシーズンなのかなと思っているので、その辺はポジティブに考えながらやっていきたいなと思います。
T:今シーズンの目標はなんですか。
築城:やっぱり最低でも昨シーズンと同じタイトルを獲る。国内リーグは必ず、チャンピオンズリーグは今ベスト8まで来て、昨シーズンと同じところではあるので、ここからもう1個というところかなと思います。
T:去年の代表シーズンについて、登録メンバーに選出されたものの、あまり出場機会が得られず悔しいシーズンとなってしまったと思いますが、本人としてはいかがでしたか。
築城:そういう評価だったんでしょうね正直なところ。だからといって僕自身は言い訳をするつもりはないですし、またアピールし続けていれば。どういう評価をされているかはわからないですけど、去年の代表はそういう評価だったということを素直に受け止めて、もうやっていくしかないというか、なんとも言えないですけど、また今年また代表に入れれば自分なりにアピールして自分ができることを最大限発揮していく、そこだけだと思います。
Photo: CEV、筆者撮影