試合結果：ポーランド-エジプト 3-0(25-16, 25-21, 25-18)
セメニウク選手はスタートから出場し13得点の活躍。
トシキ：今日の試合をふりかえっていかがですか。
セメニウク：簡単な試合だったとは言えません。3−0で勝ちましたが相手のエジプトにはすべてに敬意を表します。今私たちは練習で全力を出し切る期間なので身体的にはベストな状態ではないですが、こうしたコンディションでプレーすることも重要です。コンフォートゾーンから出て、難しい状況でより頭を使うようになるからです。私たちは（今日の結果に）満足していると思います。もちろんいくつかの部分で、特定の戦術的な部分では改善の余地はありましたが、3−0で勝てたのでそんなに悪くはなかったです。
トシキ：個人のパフォーマンスとしてはどうでしたか。
セメニウク：まず監督からスタメンでプレーするチャンスをもらえたことは嬉しかったです。スタメンで出ることは大事です。しかし私は常にどんな状況でも出られるように準備しています。スタメンじゃなくても常にベンチから出てチームを助ける準備ができています。しかし今日はスタメンで出て3−0で勝つことができてとても嬉しいです。またコート内でいいプレーができたと思います。明日の試合も楽しみにしています。明日は午前中にトレーニングを行ってからの試合となりますが、より強い相手と戦うことになるので、どんなプレーが見せられるかどうが楽しみです。
トシキ：VNLファイナルの後はどのように過ごしていましたか。
セメニウク：5日間のオフがありました。故郷にあるアパートで過ごし、できる限りの家族と会いました。しかし5日は十分ではありません。普段は国外のペルージャ（イタリア）でプレーしていて、ポーランドのみんなと会ってコーヒーを飲みながら1時間話すには5日では足りませんでした。なので今回はもちろん休息を取って、婚約者と、そして私の美しい愛犬のクビとの時間を楽しみました。すばらしい自由時間でした。
トシキ：今週もあと2試合、そして来週も2試合オリンピック前にありますね。
セメニウク：私たちはこの夏に本当に多くの試合をしていますね（笑）。パリ出発前までにまだいくつか試合がありますが、みんなまずは明日のことを考えていると思います。今はタフな時期で、先ほど言ったように明日は試合前にウェイトトレーニングがあります。なので1日1日に集中することが大切なのです。パリ出発までの準備のためにまだいくつか試合が残っていますが、まずはこのヴァグネル記念杯に集中したいと思います。
トシキ：あなたはVNLの決勝戦を見ましたか。
セメニウク：少しだけ見ました。最後のセットの終盤をアリーナで見ました。日本は今回準優勝で、昨年は3位でしたよね？なのでもしかしたら来年は優勝するかもしれませんね。彼らは本当にいいチームで、かなり高いレベルまで自分たちのバレーボールを高めてきています。彼らと試合をするときは毎回「ふぅ〜」と息を吐かなければならないようなタフな試合になるでしょうね。
Photo: 筆者撮影