現地時間10月6日(日)、イタリアセリエA1前半第1節で福留慧美所属のミラノはピネロロと対戦し3−1(38-40, 25-20, 25-21, 25-20)で勝利しました。
第1セットは40点を越す大接戦の末、OHソロカイテ(イタリア)らの活躍でホームのピネロロが取り切る。しかし2セット目以降はOHダルデロプ(オランダ)らサイド攻撃と途中出場のMBクルタギッチ(セルビア)らのブロックなどで主導権を握ったミラノが3セット続けて取って逆転勝利を収めました。
L福留はこの試合スタメンでイタリアリーグデビュー。試合開始直後は固さのためか1本目から相手にサービスエースを許してしまいましたが、その後は成功率48%の安定したサーブレシーブと超反応のディグ、丁寧なハイセットなどでチームの勝利に貢献。
ただ2セット目途中から3セット目序盤まで控えリベロと交代していましたが、その理由はなぞ。とにかく言語面などまだまだコミュニケーションが万全ではないであろうなか、開幕戦からチームの信頼を勝ち取ってスタメン出場を果たしているのは素晴らしいです。
ミラノはパリ五輪で金メダルを獲得したイタリア代表でスタメンだった選手が多く在籍する強豪チームなので、その中にスタメンとして日本人選手がいるのは本当にすごいこと。男子でペルージャのスタメンに石川祐希がいるのとほとんど同じ感じです。
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この試合のミラノは先日のスーパーコッパに続いてイタリア代表のOPエゴヌはケガのためベンチアウト(近日手術を受けるようです)。そのポジションにOHカゾット(フランス)を入れた3OH制でしたが、2セット目以降は問題なくプレーできていました。OHカゾットのサーブ時のトスアップがかっこいい。
OPエゴヌがいつ復帰のなるかが注目されますが、今のシステムでも十分に戦っていけるでしょう。ただ女王コネリアーノとの試合にはエゴヌ欲しいですね。
ピネロロは惜しかったですが、イタリア代表のセカンドセッターだったSカンビが得点力のあるアタッカー陣をうまく使えていたように見えました。この調子で試合を重ねて行ければ今季のダークホースとなれるかもしれません。
ミラノ
スタメン:OHシッラ(16)、MBダネージ(12)、OHカゾット(13)、OHダルデロプ(19)、MBヘイルマン(6)、Sオッロ(5)、L福留
途中出場:MBクルタギッチ(7)、Lゲリン、OPマリノヴァ、Sコンスタンティニドゥ
ピネロロ
スタメン:Sカンビ(3)、OHソロカイテ(19)、MBアクラリ(11)、OPスマジェク(22)、OHペリネッリ(7)、MBシルヴェス(7)、Lモロ
途中出場:OHブラッキ(7)、MBオリンガアンデラ(3)、OHドドリコ、Sモネーロ、Sアヴェニア
MVP:OHニカ・ダルデロプ
19得点(うちサーブ1、ブロック2)、アタック効果率26.53%
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L福留
サーブレシーブ効果率42.86%
詳しい試合のスタッツはこちら↓
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次戦:10月12日(土) 27:30~ vsローマ
配信:VBTV
Photo: legavolleyfemminile.it