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頂上決戦、ゲームチェンジャーは石川祐希(前半5節トレント戦)

現地時間10月27日(日)イタリアスーパーレガ前半第5節、石川祐希所属のペルージャはトレントと対戦し、3-1(19-25, 25-22, 26-24, 25-19)で勝利しました。

ペルージャは前節に続いて正セッターのジャネッリが(おそらく)コンディション不良でベンチスタートとなり、代わりに本来控えのゾッペラーリがトスを上げました。またこの日は石川もベンチスタートでしたが、調子の上がらないセメニウクに代わって1セット目途中からコートイン。

その石川の活躍もあり点差こそ縮められたものの、1セット目はそのままトレントが取ります。しかし2セット目以降はペルージャがサーブとブロックで有利に立って3セット続けて取って逆転勝利。昨シーズンのイタリアリーグ覇者と欧州チャンピオンズリーグ覇者の頂上決戦は、スーパーコッパに続いてまたしてもペルージャに軍配が上がりました。

特にプロトニツキーはアタック21点、サービスエース4点、ブロック3点と大車輪の活躍で前節に続いて連続でのMVP受賞。ダイナミックなフォームといつでも攻めに行く姿勢がマジでかっちょいいんですわ。

筆者が唯一持っているペルージャユニは彼のユニ

石川も途中出場で15得点、アタック効果率は後半に落ちてしまい30%と可もなく不可もなくな数字。ただしまだゾッペラーリとコンビネーションがうまく合わせられてないようでしたし(試合後に2人が話していたのはそのせいか)、ポジションもあまり慣れていない5番(オポジットと隣合うローテーション)だったので難しさもあったでしょう。

まあペルージャだったら石川が決められなくても勝てちゃうんですよね。しかし1セット目途中に彼が入ってからチームが好転したので、この試合のゲームチェンジャーは間違いなくい石川だったでしょう。

そしてゾッペラーリ、トレント相手にもスタメンセッターを見事に勤め上げてスベルトリとのハゲセッター対決を制す、すばらしい。ただもう少しクイックとパイプが上手く使えるといいね。

トレントはアタック決定率自体はペルージャを上回っていたものの、2セット目以降ペルージャにサービスエースとブロックポイントを取られ過ぎた(エース8点、ブロック9点)。特にリベロのラウレンツァーノが4失点してしまっているのはよくない。踏ん張りどころ。

これで全勝チームが1つ減ってペルージャとピアチェンツァのみになりましたけど、今のピアチェンツァがペルージャに勝てるとは思えないので、前半戦ペルージャはこのまま無敗で折り返しそうです。

ペルージャ
スタメン:MBルッソ(2)、OPベンタラ(21)、OHセメニウク(2)、MBロセル(5)、Sゾッペラーリ(0)、OHプロトニツキー(28)、Lコラチ
途中出場:OH石川(15)、OHチャンチョッタ、OPエレーラ

トレント
スタメン:OHラヴィア(9)、MBコザメルニク(6)、OPガルシア(16)、OHミケレット(18)、MBフラヴィオ(9)、Sスベルトリ(2)、Lラウレンツァーノ
途中出場:OPリヒリツキ(2)、Sアクアローネ、OHブリストット

MVP:OHオレフ・プロトニツキー
28得点(うちサーブ4、ブロック3)、アタック効果率37.77%

OH石川祐希
途中出場 15得点、アタック効果率30.50%

詳しい試合のスタッツはこちら↓
https://www.legavolley.it/match/38228

次戦:日本時間11月3日(日)28:30~ vs チヴィタノーヴァ

配信:VBTV, FOD(ペルージャ戦のみ)

Photo: legavolley.it, Sir Safety Perugia

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