現地時間11月9日(土)、イタリアスーパーレガ前半第7節で大塚達宣所属のミラノはグロッタッツォリーナと対戦。
試合序盤からミラノが優勢を保った。ポッロの的確なセットアップからガルディーニがアタックで得点を重ねた他、ルアティやシュニッツァーのサーブとブロックが光り、第1セットと第2セットはミラノがリードを保ちつつ確実にセットを取得した。
しかし、第3セットではグロッタッツォリーナが粘りを見せる。特にタタロフが攻撃の中心となりミラノに対抗。デュースに持ち込まれた末にグロッタッツォリーナが25-27でセットを奪い返し、試合の流れが一時的に変わるかに思われたが、ミラノは第4セットで再びチーム力と攻撃力を発揮し試合を決定づけた。特にルアティのエースと、レゲルスやカジースキの攻撃が流れを引き戻し、最終セットを25-19で締めくくった。
大塚は第4セット終盤でガルディーニに代わって出場。アタックも1本決めてイタリアリーグ初得点をあげた。おそらくマッチポイントでもサイドアウトのチャンスが回ってくれば大塚にトスを託してもらえただろうが、その前にシュニッツァーがサービスエースを取ってしまった。残念(笑)。
しかしディフェンス面に関してはこれまでの試合でチームからの信用を勝ち取っていると思われるので、あとは得点力もしっかりとアピールしてスタメンを奪いたい。この日のガルディーニはとてもよかったが、パドヴァ時代から見ても彼は非常に波があるしサーブレシーブは相変わらず苦手なので、必ず大塚にチャンスが来るはず。
元パドヴァと言えばグロッタッツォリーナのペトコヴィッチにも期待していたが、コンディション不良なのかこの試合はリベロ登録。ただ控えオポジットが決まらず、本来アウトサイドヒッターのタタロフが3セット目からオポジットを務めた。ペトコヴィッチがちゃんと出場できていればミラノも危なかっだろう。
ミラノ-グロッタッツォリーナ
3-1(25-18, 25-20, 25-27, 25-19)
ミラノ
スタメン:Sポッロ(2)、OHルアティ(14)、MBシュニッツァー(9)、OPレゲルス(14)、OHガルディーニ(23)、MBピアノ(6)、Lスタフォリーニ
途中出場:OHカジ―スキ、Sゾンタ、OPバロット(1)、OH大塚(1)
グロッタッツォリーナ
スタメン:Sジュコウスキ(3)、OHタタロフ(23)、MBマッテイ(4)、OPツバンツィゲル(6)、OHアントノフ(9)、MBデミャネンコ(5)、Lマルキジオ
途中出場:OHヴェッキ、MBコンパローニ(1)、OHフェドリッツィ(4)、Sマルキアーニ
MVP:OHダヴィデ・ガルディーニ
23得点(うちサーブ1、ブロック4)、アタック効果率50.00%
OH大塚達宣
途中出場1得点、アタック効果率50.00%
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次戦
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11月13日(水) 26:30~ vs ルーセラーレ(ベルギー)
配信:Eurovolley TV (https://www.eurovolley.tv/)
Photo: legavolley.it