現地時間11月10日(日)イタリアスーパーレガ前半第7節、石川祐希所属のペルージャはターラントと対戦。
試合はベンタラのサービスエースでスタートし、序盤からがペルージャがリードを広げる。スタメン復帰戦となったセッターのジャネッリのトスから得点を重ね、守備面ではルッソやセメニウクのブロックが効果的に働き、ターラントに対して優位を保った。ターラントは第1セット終盤で反撃の兆しを見せたが、ペルージャの安定した攻撃により18-25でセットを落とした。
第2セットもペルージャがリードし、特にプロトニツキーのサーブとスパイクが流れを作った。ターラントはブロックやエースで得点を重ねるも、ペルージャの攻撃を防ぎきれず14-25で再びセットを失った。
ターラントは第3セットで奮闘し序盤はリードを保ったものの、ペルージャのベンタラやセメニウクが重要な場面で得点を重ね再びリード。しかしターラントも粘り強く守り、23-23の同点に持ち込む激しい攻防を展開。最終的にペルージャがデュースを制し、29-31でセットを獲得して試合に勝利した。
石川祐希はベンチスタートとなったが、3セット目終盤でアタックが決まらなくなったプロトニツキーに代わりコートイン。得点はなかったが、デュースにもつれた接戦を制してチームのストレート勝利に貢献した。
2セット目まで本当にペルージャの一方的な展開で、3セット目もあっさりと勝ってしまうかと思いきやデュースまで縺れるしあいとなった。これが下位チームでも力があるイタリアリーグ、最後まで気を緩めることはできない。
またターラントのホームゲームはいつもなら1000人そこそこの客入りだが、やはり相手がイタリア代表のジャネッリら擁するスター集団のペルージャとあらば客も集まり、この試合は2700人近く動員していた。こういうところはどの国も似たようなものだと思う。
しかしペルージャは盤石に全勝をキープ。同じく全勝だったピアチェンツァがチヴィタノーヴァに敗れたため、ペルージャが単独首位かつ単独の全勝チームとなった。たぶん前半戦は何もなければこのまま全勝で折り返すだろう。
ペルージャ - ターラント
3-0(25-18, 25-14, 31-29)
ペルージャ
スタメン:OPベンタラ(15)、OHセメニウク(9)、MBロセル(5)、Sジャネッリ(6)、OHプロトニツキー(13)、MBルッソ(10)、Lコラチ
途中出場:OHチャンチョッタ、OPエレーラ、OH石川
ターラント
スタメン:OHホーファー(13)、MBデヘール(7)、OPジローニ(10)、OHランツァ(3)、MBアロンソ(2)、Sツィマーマン(2)、Lリッツォ
途中出場:Lルッツィ、OHヘルト(1)、MBアレッティ、MBバレストラ、OHパリアルンガ(1)
MVP:OPワシム・ベンタラ
15得点(うちサーブ1、ブロック1)、アタック効果率60.00%
OH石川祐希
途中出場 0得点
詳しい試合のスタッツはこちら↓
https://www.legavolley.it/match/38245
次戦
欧州チャンピオンズリーグ
11月13日(水) 28:30~ vs チェスケ―・ブジェヨヴィツェ(チェコ)
配信:Eurovolley TV (https://www.eurovolley.tv/)
Photo: legavolley.it