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ペルージャがヴェローナをフルセットで下し無敗をキープ!プロトニツキが6本のエースを含む27得点でMVP

現地時間12月15日(日)イタリアスーパーレガ後半1節、前半戦を無敗の首位で折り返した石川祐希所属のペルージャはと同4位のヴェローナと対戦。

この日も石川祐希はベンチスタート。

第1セットはペルージャがOHプロトニツキをはじめ高い決定率でアタックを決めたほか、サーブとブロックでも得点を重ねて25-19で危なげなく先取。

第2セットは序盤でヴェローナのOHジャボロノクに怪我のアクシデントがあったが、その代わりに入ったOHサニがサーブとブロックで得点し逆転。その後OHプロトニツキのエースなどでペルージャが追い上げるも、OHモジッチのアタックなどで得点したヴェローナが23-25でセットを奪い返す。

第3セットは両チームのサーブの殴り合いとなるも、OHプロトニツキの2本サービスエースなどでペルージャが殴り勝ち、またOPベンタラを中心にアタックもよく決まって25-20で取る。

第4セット、MBジンゲルのブロックなどでヴェローナが序盤からリードを広げると、その後もOHモジッチやOPケイタのアタックで得点を重ねる。ペルージャはOHプロトニツキのサービスエースなどで終盤に追い上げるも、ヴェローナが22-25で逃げ切る。

第5セット、出だしからOHプロトニツキが2連続サービスエースを決めると、その後もOHプロトニツキのスパイクやブロック、途中出場OH石川のスパイクなどでペルージャが得点を重ね、15-7で取り切って3-2で勝利した。

石川祐希は2セット目と4セット目に途中出場し、5セット目はスタートから起用された。4得点と大きく目立つ活躍はなかったが、失点のない高い決定率のアタックと攻めたサーブでフルセット勝利に貢献した。一方でサーブレシーブは失点こそなかったもののあまりよくなく、5セット目にはサーブを終えた時点でOHセメニウクと交代させられていた。これはスタメンに定着できない要素のひとつではないかと思われる。

とにかくこの試合はプロトニツキ祭りであった。サービスエース6本、ブロック4本、アタック17得点で両チーム最多27得点。特に第5セットの出だしでの2連続サービスエースは試合の流れを一気にペルージャへ引き寄せた。これに関しては彼を最初のサーバーに持ってきたロレンツェッティ監督の采配も素晴らしかった。またサーブレシーブも、2本の失点はあったものの成功率63%と非常に高く守備面での貢献も大きかったと言える。

前節のピアチェンツァ戦に続くMVP獲得。石川、セメニウクとアウトサイドヒッターのスタメン争いの激しいペルージャだが、ここ最近ではプロトニツキが頭ひとつ抜けているように感じる。

一方のヴェローナは非常に惜しかった。前回のフルセットとなったピアチェンツァもそうであったが、最後はいかにサーブで殴りサーブレシーブを耐えれるかが勝負になってくる。しかしOHモジッチの元気な姿が見られたのは個人的には嬉しかった。

ペルージャ - ヴェローナ
3-2(25-19, 25-23, 25-20, 22-25, 15-7)

ペルージャ
スタメン:OPベンタラ(17)、OHセメニウク(10)、MBロセル(7)、Sジャネッリ(3)、OHプロトニツキ(27)、MBソレ(8)、Lコラチ
途中出場:Lピッチネッリ、OHチャンチョッタ、OPエレーラ(2)、OH石川(4)

ヴェローナ
スタメン:Sアバエフ(2)、OHジャボロノク(1)、MBジンゲル(8)、OPケイタ(19)、OHモジッチ(26)、MBコルテシア(6)、Lダミーコ
途中出場:OHシュヴァリエ、OHサニ(8)、OPイェンセン(3)、Sスピリト

MVP:OHオレフ・プロトニツキ
27得点(うちサーブ6、ブロック4)、アタック効果率34.29%

OH石川祐希
途中出場 4得点、アタック効果率57%

詳しい試合のスタッツはこちら↓
https://www.legavolley.it/match/38270

次戦

イタリアリーグ
後半2節
12月22日(日) 26:00~ vsパドヴァ
配信:VBTV (https://subscribe.volleyballworld.com/volleyball-tv1), FOD

欧州チャンピオンズリーグ
グループ第4戦
12月19日(木) 28:00〜 vsサンナゼール(フランス)
配信:EurovolleyTV(https://www.eurovolley.tv/

Photo: legavolley.it

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