現地時間12月18日(水)、欧州チャンピオンズリーググループ戦第4戦で大塚達宣所属のミラノはインスブルック（オーストリア）と対戦。
第1セットは今季2度目のスタメン出場となったOH大塚のスパイクやOPレゲルスの2本のサービスエースなどで試合を有利に進めたミラノが25-19で先取。
第2セットもOHガルディーニらの活躍で終盤近くまでミラノがリードするも、MBポールソンのサービスエースやOHナーチのスパイクなどでインスブルックがデュースに持ち込む。その後長いサイドアウトの奪い合いとなるも、最後はOH大塚のブロックが決まり32-30でミラノが取り切る。
第3セットもOPレゲルスを中心に得点を重ねたミラノが中盤まで16-14とリードするが、終盤にインスブルックが逆転し22-24と先にセットポイントを握る。しかし直後にミラノがOH大塚のスパイクでサイドアウトを取ると、続くサーブで入ったOHルアティがサービスエースで2連続ブレイクに成功し25-24とマッチポイントとする。最後はこのセットでインスブルックの得点を支えていたOHクロンターラーのアタックがミスとなり26-24でこのセットも取ったミラノが3-0で勝利した。
大塚はチーム2位の14得点をあげる活躍でチームの勝利に貢献。スパイクはフロントからだけでなくパイプ攻撃でも存在感を見せた。週末のイタリアリーグのターラント戦でもキレのあるスパイクを見せてくれたが、この試合でもパワーの乗った鋭いスパイクを多く決めていた。また守備面での貢献度も高く、2本のブロックポイントはチーム最多、成功率73%失点なしとサーブレシーブも抜群の安定感を見せた。
ただ欲を言えば、今回のような格下のチームに対してはもう少しスパイク効果率を上げたいし、サーブについてももっと相手にプレッシャーをかけるサーブを打ち込んでいきたいところである。
3セット目のピンチの場面で登場してサーブで3ブレイクかっさらっていったOHルアティは流石すぎた。またSポッロもあんなにかわいい顔してエース4本とやっぱり恐ろしい(笑)。
しかしそれでも今回の試合は大塚のイタリアリーグや強豪チームとの試合でのスタメン奪取にむけた良い評価材料になったと思う。今後ともがんばってほしい。
またこの試合を3-0で勝ち切れたことも大きい。このまま順当に行けばミラノは予選通過できるだろうが、少しでも良い成績で上がることでトーナメントの対戦相手も変わってくるだろうから。
ミラノ-インスブルック
3-0(25-19, 32-30, 26-24)
ミラノ
スタメン：MBピアノ（6）、Sポッロ（6）、OH大塚（14）、MBシュニッツァー（6）、OPレゲルス（16）、OHガルディーニ（10）、Lカターニャ
途中出場：OHカジ―スキ、Lスタフォリーニ、Sゾンタ、OPバロット、OHルアティ（1）
インスブルック
スタメン：OHクロンターラー（14）、MBポールソン（6）、Sヴィーバー（3）、OHナーチ（13）、MBフランセス（4）、OPホボス（13）、Lケツィンガー
途中出場：OHラドナー
MVP：OPフェッレ・レゲルス
16得点（うちサーブ2、ブロック1）、アタック効果率29.17%
OH大塚達宣
先発出場14得点（うちサーブ1、ブロック2）、アタック効果率33.33%
詳しい試合のスタッツはこちら↓
https://www-old.cev.eu/Competition-Area/MatchStatistics.aspx?ID=76383&setN=0
次戦
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後半2節
12月22日(日) 26:00~ vsチヴィタノーヴァ
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コッパイタリア
準々決勝
12月29日(日)26:00～ vsチヴィタノーヴァ
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欧州チャンピオンズリーグ
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1月16日(木) 28:30〜 vsルーセラーレ（ベルギー）
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Photo: legavolley.it
