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ペルージャ、石川祐希が好プレーを見せるもアクシデントでハルクバンクに逆転許し3連敗、チーム復活のカギはサーブ

現地時間1月29日(水)、欧州チャンピオンズリーグのグループ戦第6戦が行われ、石川祐希所属のペルージャはハルクバンク・アンカラ(トルコ)と対戦。2-3 (26-28, 25-14, 25-15, 18-25, 12-15)で敗れた。

第1セットはハルクバンクがサーブとブロックでペルージャを苦しめて26-28と接戦の末に制す。

そこから第2、第3セットはOH石川とOPベンタラを中心に高いアタック決定率で次々と得点を重ねたペルージャが25-14、25-15と本来の実力を見せつけるかのような圧倒的な展開を見せて危なげなく連取して逆王手。

第4セットもペルージャがこの勢いのままいくかと思われたが、序盤はハルクバンクが0-3とリード。それでも中盤でOHセメニウクのスパイクなどで12-9とペルージャが逆転してリードする。しかしその後14-13の場面でOH石川が(おそらく脚をつってしまい)OHチャンチョッタと交代。

そこからペルージャの攻撃が単調になりOHコーイのブロックなどで17-20、さらにそのOHコーイのサーブからペルージャがミスを重ね、最後はサービスエースで18-25と終盤でハルクバンクが走りフルセットに持ち込む。

第5セットのスタートからOH石川がコートに戻ったものの、OHセメニウクにアタックのミスが続いて8-11とハルクバンクがリード。そこからOH石川のスパイクで10-11とペルージャが1点差に迫るもあと1点が取れず、逆にまたミスが続いてしまい12-15でハルクバンクが取り、ペルージャは2-3で敗れた。

詳しいスタッツはこちら↓
https://www-old.cev.eu/Competition-Area/MatchStatistics.aspx?ID=76416

これで昨年の開幕から今年の1月6日まで22連勝していたチームは、1月20日からここまで一気に3連敗を喫してしまった。

この試合のOH石川は、復活した5セット目も含めてアタック効果率46%でチーム2位の13得点と攻撃面で非常に高いパフォーマンスを見せていた。それゆえに第4セットの離脱は非常に悔やまれた。あれがなければペルージャが3-1で勝利していた可能性はとても高い。

コッパイタリア準決勝のヴェローナとのフルセットの激闘から中3日での試合で、疲労もまだ取り切れていなかったのだろう。石川に限らず、疲労のせいか他の選手にも特に4セット目以降はエネルギーをあまり感じられなかった。

実際にペルージャの武器であるサーブで4セット目以降1つもエースが取れなかった。ハルクバンクにはOHレアルという見える地雷がいたにも関わらず、先のヴェローナ戦と同様にペルージャはサーブで攻めあぐねてしまった。

ペルージャの復活にはOHプロトニツキの復帰がもちろん大事であるが、チームの武器であるサーブ、サービスエースの数を戻していかなければいけない。ペルージャはここまで1セットあたりのサービスエース数がスーパーレガで唯一2本を超えているサーブつよつよチームだ。しかし特にここ2試合はエースを決めきれてない。

できる限りのリカバリーを行い、今夜のターラント戦ではサーブで攻めまくって久々の勝利を掴みとってほしい。ターラント相手であればOH石川を温存して身体のリカバリーに充ててもらい、タフなOHセメニウクとOHチャンチョッタの対角で挑んで勝つのが理想であろうが、ロレンツレティ監督はどんなスタメンで臨むのだろうか。

Photo: cev.eu

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