ネーションズリーグ2021男子の4日目が終わり、日本代表はセルビアを相手にセットカウント1-3で敗れ、大会初黒星を喫しました。
日本の試合結果
vsセルビア ●1-3 (25-18, 26-25, 22-25, 13-25)
1セット目のスタメン(サーブ順)
日本
S藤井
OH高橋藍
MB山内
OP清水
OH高梨
MB小野寺
L山本
セルビア
OHイヴォヴィッチ
MBポドラスチャニン
Sヨヴォヴィッチ
OHコヴァチェヴィッチ
MBクルスマノヴィッチ
Lペコヴィッチ
石川を体調不良で欠く中迎えたセルビア戦。2019年のヨーロッパチャンピオン相手に石川なしでどう食らいついていくかと思ったら、ロシア戦の勢いそのままに日本がスタートから理想的な試合運びでリードします。相手の守備が苦手なOHイヴォヴィッチにサーブを集めてレセプションを崩し、攻撃の選択肢を絞ってブロックとレシーブのトータルディフェンスでボールを拾う。そしてこちらの攻撃に繋げるという理想の展開ができていました。逆にセルビアはサーブで日本を崩すことができず、セッター藤井は序盤から積極的にクイックを多用しサイドアウトできていました。そして25-18の大差で危なげなく1セット目を取ります。
このまますんなりいくかと思われましたが、結果的にここまでした。第2セット、セルビアはオポジットをルブリッチからアタナシェヴィッチに代えてスタート。ここからセルビアにエンジンがかかり始めます。セルビアのレセプションがセッターに返るようになり、日本は相手のアタックを拾えなくなってきます。またセルビアのサーブとブロックが機能し始め、逆に日本の決定率が下がってしまいました。それでもなんとか高梨を中心に食らいつきますが一歩及ばず23-25で第2セットを落とします。
第3セットも悪い流れのまま進み、高橋藍を大塚に、清水・藤井を大竹・関田に、山内を高橋健太郎に代え、ブロックポイントなどで勢いを掴みかけるも、セルビアがその追従を許しません。ロシア戦で確変を起した大竹もこの日は通過点の低いいつもの大竹に戻ってしまっていてブロックに捕まります。そんなこんなで22-25で第3セットを落としてしまいます。ただ高梨は悪いムードの中でもしっかり役割をこなしており、4セット目になにかきっかけを掴めればロシア戦みたいに逆転できるのではと思わせました。しかし、第4セットにはついにその高梨も捕まりもう成すすべなし。絶好調のセルビアは両ミドルを中心に第4セットだけで9本ものブロックを決め、その結果日本は13-25の大差でこのセットを落としてゲームセット。1-3で大会初の黒星を喫しました。
悔しいですけど、やっぱりこれが今の実力なんだと思います。これを糧に前をむいて頑張ってほしいです!!
その他の試合結果
ドイツ 2:3 アルゼンチン
イラン 3:1 カナダ
ブラジル 0:3 フランス
オランダ 0:3 スロヴェニア
オーストラリア 0:3 ポーランド
イタリア 3:2 ブルガリア
ロシア 3:1 アメリカ
フランス-ブラジル 3-0(39-37, 25-18, 30-28)
本日の屈指の好カードは1セット目から大接戦。粘り強いディフェンスで長い長い1セット目を手にしたフランスが、世界ランク1位のブラジルにそのままストレートで勝利。これで全勝のチームがフランスのみとなりました。
順位表(4日目終了時点)
- フランス 4勝 11ポイント(勝ち点)
- ロシア 3勝 10ポイント
- ポーランド 3勝 9ポイント
- スロベニア 3勝 9ポイント
- ブラジル 3勝 9ポイント
- セルビア 3勝 9ポイント
- 日本 3勝 7ポイント
- ドイツ 2勝 7ポイント
- アメリカ 2勝 6ポイント
- イラン 2勝 6ポイント
- ブルガリア 1勝 5ポイント
- カナダ 1勝 3ポイント
- イタリア 1勝 2ポイント
- アルゼンチン 1勝 2ポイント
- オランダ 0勝 1ポイント
- オーストラリア 0勝 0pt
※順位は、勝利数>勝ち点>セット率>得点率で決定
5日目の予定
時間は日本時間
4日(金)
アルゼンチン-スロヴェニア 17:00~
オランダ-ドイツ 19:00~
日本-ブラジル 20:00~
セルビア-フランス 22:00~
イラン-イタリア 23:30~
5日(土)
ポーランド-アメリカ 1:00~
ロシア-オーストラリア 2:30~
カナダ-ブルガリア 4:00~
ライブ配信の視聴方法は下記記事をご参照ください。